相続をもっと身近に考えて

不動産管理

相続というと、「財産を受け継ぐ」というイメージが先行しますが、遺産はプラスとなる遺産だけではなく、住宅の質や立地によっては売りたくても買い手が付かない、貸したくても貸し手が付かないマイナスの遺産、いわゆる「負動産」となるものも受け継がなくてはならないケースが多くあります。実家などの住宅を相続した人が、居住しない住宅は、賃貸や売却もできず、結果放置され、「空き家」となってしまいます。

世界保健機関(WHO)によると日本人の平均寿命は84歳です。団塊の世代が寿命を迎える2035年ごろには、日本の死亡者数は一気に増えることとなり、空き家も爆発的に増加することが予想されます。空き家が増えることで、防犯面で不安を抱えるほか、コンパクトシティ構想(※)がうまく進められない恐れがあります。

空き家が増えるということは、行政レベルだけではなく、個人レベルでも、困ったことが起こりますがあ。老朽化した建物の修理、庭木の手入れなどの維持管理費がかかり、放っておくと、1年以上放置された空き家を罰金等処罰の対象とする「空き家対策特別措置」という法令にひっかかってしまいます。

つまり、空き家を所有するということは、金銭的にも精神的にも負担が大きい。所有しないようにするためには、相続発生前から対策を練ることが必要です。

不動産管理相続
オフィスヨシイ

代表 吉井希宥美
群馬県高崎市で不動産会社をやっています。
一般的な不動産会社ではなく、コンサル重視の会社です。
1人の顧客に寄り添い、相続やライフプランを見据えた提案を行っています。そのため、通常の賃貸売買のほか、投資案件、用地入れも致します。
DX化の時代に、顧客との「コミュニケーション」、つまりアナログを重視し、皆様の要望にお応えできるよう、日々研鑽しています。

宅地建物取引士、AFP、家族信託コーディネーター®、相続実務士を所持する不動産コラムニスト。不動産取引や相続相談を行いながら、執筆を手掛ける。

日本女子大学卒。フリーライターとして13年活動したのち、住宅関係の仕事に関わりたいと不動産会社に就職。売買、賃貸仲介、賃貸管理など、幅広い業務を経験。現在は、不動産の実務に関わりつつ、不動産コラムを執筆、相談業務やセミナーも行っている。幅広い不動産知識とライター時代に培った「ヒアリング力」で要望を聞き、お客様のためになる「住まい方」を提案する。近年は相続の絡んだ案件の相談業務も行っている。
理想の住まい、理想の生き方を探す方の手伝いをしている。
----------------------------------------------------------------------
過去掲載サイト
日刊住まい
https://sumaiweb.jp/
リノベーションサイト「SUVACO」
https://suvaco.jp/
住まいる博士
https://sumai-hakase.com/
ARUHIマガジン

本ブログにも一部抜粋記事を掲載しております。
講演、執筆承ります。

オフィスヨシイをフォローする
オフィスヨシイをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました