賃貸物件を選ぶとき、あなたはどんなポイントをチェックしているでしょうか?今回は見学の際に見落としがちな、チェックポイントに重点を置いて紹介します。
部屋の中のチェックポイント
不動産会社に勤務し、たくさんの人を案内していると、「収納があるか」「今ある家具がおけるか」「使い勝手のよい動線か」などは、ほとんどの人が確認をしています。実は、お客様に一番チェックしてもらいたいのは別のところです。
洗濯機のサイズに注意する
洗濯機や冷蔵庫がはいるかどうかは、気になるポイントです。その際に、幅と奥行きを測る人が大半でしょう。洗濯機のサイズを図る際には、高さも測ってください。洗濯機用の蛇口がついていますが、床から蛇口の下部の部分までの寸法を測ります。大部分の洗濯機は110センチあれば入ります。
縦型だと蓋の開閉による「遊び」の部分があるので、寸法に余裕がなくても使用できますが、ドラム式の場合は、壁面にぴったりと本体を寄せなくてはならないので、蛇口が引っかかると入りません。水道の蛇口が張り出しているタイプの場合はぶつかるので、特に注意が必要です。
縦型だと蓋の開閉による「遊び」の部分があるので、寸法に余裕がなくても使用できますが、ドラム式の場合は、壁面にぴったりと本体を寄せなくてはならないので、蛇口が引っかかると入りません。水道の蛇口が張り出しているタイプの場合はぶつかるので、特に注意が必要です。
テレビジャックの位置を確認する
テレビジャックの位置を確認する人は少ないですが、実は、部屋のレイアウトを決める際に大変重要です。それは、通常、テレビジャックの位置に近いところにテレビを置くからです。テレビの位置が決まると、それに合わせてダイニングテーブルやソファなどの配置が自然に決まるのです。そのため、見学の際は間取り図にジャックの位置をチェックするために印をつけておきましょう。
リビングと洋室が引違い戸などで仕切られ、戸を開けると1つの部屋のように使える場合があります。ソファとダイニングテーブル、両方を部屋に置き、どちらからもテレビが見られるようにしたいとき、テレビジャックのそばに置くと壁が邪魔して見られないことがあります。
外に面している部分には洋室や和室があり、中央にリビングや水回りが集まっている間取りの場合、リビングにはテレビジャックがない物件を良く見かけます。リビングは家族が集まりテレビを見る家庭が多いのに不便ですね。
水回りをチェックする
水回りの設備は、物件によって、もっとも差が出るところです。キッチンでチェックしたいのは、水道のレバーです。水道の蛇口は、レバー1本でお湯の温度と水量が調節できるもの(シングルレバーと呼びます)、水とお湯のハンドルが別にあって、水量と温度を調節するもの(単水栓と呼びます)の2種類があります。シングルレバーでないと、水とお湯水量を都度調節しなくてはならなので、洗い物をするときなど、大変面倒です。
お風呂も同様で、2タイプあります。お風呂の場合は、シングルレバーの機能を持つ水栓をサーモスタット水栓と呼びます。通常家賃が高い物件はサーモスタット水栓が使われています。もし、単水栓の場合は、給湯パネルがあるかどうか確認して下さい。給湯パネルの設定温度を希望の温度に設定し、お湯の蛇口だけ使うようにすれば、いつも一定温度のお湯になります。
周りの人はどんな人?うまく付き合うには?
気に入った物件が見つかると、次にアパートやマンションにどんな人が住んでいるかが気になるもの。入居後にトラブルにならないためにも、事前どんな人が住んでいるのか知りたいのが本音でしょう。しかし、現在は、個人情報の観点から、不動産会社の人は隣に誰が住んでいるか教えてくれません。自分で調べる手がかりを次に紹介します。
洗濯物をチェック
ちょっと失礼かもしれませんが、バルコニーにどんな洗濯物が干してあるか、確認します。赤ちゃんや子どもの服が干してあれば、ファミリー層が入居していることが予想されますし、洗濯物の色味で男性か、女性かはある程度察しがつくものです。
停まっている車で入居者の属性を予想
駐車場に停まっている車からも色々な情報が得られます。県外ナンバーが多ければ、転勤族の人がたくさん入居している可能性があります。ファミリー層がターゲットの地方にあるマンションで、平日の昼間、たくさんの車が停まっていれば、専業主婦が多いかもしれません。
上記2つは、あくまでも、さらりとチェックする程度にとどめましょう。細部までジロジロ見るのは控えてください。写真撮影は厳禁です。自分がされて嫌なことはしないようにしましょう。
まとめ
部屋を見学する際は、自分の持っている家具家電のサイズなどは確認しておくのは必須事項。また、せっかく不動産会社で資料をもらったのに、実際に見学するときは手ぶらの人は意外にもたくさんいます。気になるポイントは間取り図に書き込んでおくと漏れがありません。準備して見学に臨み、希望にあった物件を探しましょう。
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