任意後見制度をご存じですか?
これは、本人に十分な判断能力があるうちに、「判断能力が低下したとき、あらかじめ自分が選んだ人に代わりにしてもらいたいことを契約しておく制度で、公正証書にしておく必要があります。
この手のコラムを何十本(何百本かもしれない)も書いてきましたし、読んできましたが、自分の身の回りの人に相続前の大切さを伝えても、イマイチ伝わっていないと思ったのと、自分が色々なことを忘れてしまったりすることが多くなったのを理由に、自分で相続対策をしようと思い、任意後見制度を利用することにしました。
周囲の人には「まだ若いのに」と言われますが、公証役場で、そのことを話したら、そんなことはないし、若い人の方がむしろ積極的だとのこと。制度を学ぶ段階で、とても手軽だなと思いましたが、公証役場へ相談に行って、その大切さと手軽さを改めて実感しました。
認知症になったときに、第三者にお財布の中を観られるのが嫌な方、子どもがいる、頼める人(若い人がよい)にはおすすめです。とくに財産が多い方は、成年後見制度よりもかかる費用を安く抑えられるというメリットもあります。
裁判所を介して受任する前であれば、契約の解消も簡単に行えますので、相続対策、認知症対策がまだの方、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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