風情のある部屋をつくりたいなら、インドアガーデンと間接照明を採り入れることを提案します。間接照明は、明るさを求めるというより、雰囲気を楽しむための照明です。柔らかい光は副交感神経に働きかけ、リラックス効果があります。間接照明と相性がよいのは観葉植物です。観葉植物には空気がきれいにする効果があります。体や心を癒す間接照明とグリーンをインテリアに同時に取り入れることで、ストレスが軽減されます。今回は自身の体験からお勧めできると思うものをご紹介します。
間接照明
間接照明は視覚だけでなく精神的な面でも効果があります 間接照明によってもたらされる精神的効果とおすすめの置き方について紹介します。
間接照明のおもな視覚効果には「演出効果」「視覚のコントロール」「眠りにつきやすい」の3つがあると思います。
間接照明を室内に設置することで、光によってできる陰影がやわらかくなり、リラックス空間を生み出すことができます。リビングやダイニング、寝室に間接照明を使うと効果的です。家に奥行きを出したいときは、壁と家具の間に光を当、天井を高く見せたいならば、天井を照らすことで天井を高く感じさせます。
周囲より一段くぼんでいる「折り上げ天井」の場合は、とくに効果があり、間接照明を使うと、天井が奥の方まで続いているように見えます。 間接照明の高さにも気を遣いましょう。ソファーやベッドなど、ある程度高さのある場合は背の高いもの、和室などには、背の低いタイプがおすすめです。
私の場合、リビングには、観葉植物を飾ってあるガラスの瓶に間接的に光が当たるように、黄色身を帯びたLEDのライトを当てています。
照明には、人には暗いところより明るいところを見ようとする性質があますが、間接照明を使うことで視線をコントロールすることが可能なので部屋がスッキリ見えるので気に入っています。
睡眠の質が低下するとき、間接照明を採り入れることで改善することがありました。夜に明るい光を浴びると睡眠周期をコントロールする働きのあるメラトニンが分泌されにくくなります。蛍光灯やテレビ、スマホなどの光を直接浴びるとこのような状態になることが多いようです。いっぽう、間接照明のやわらかい光は副交感神経に働きかけるため、精神的に落ち着かせてくれ、眠りを導いてくれる効果が期待できるようです。
インドアガーデン
インテリアとして置くことで部屋を和やかにしてくれる観葉植物。視覚的効果の他にも空気の洗浄効果があると言われています。データ的なことを知りたい方は「一般財団法人 日本花普及センター」のホームページに細かく(データが)掲載されているのでご覧ください。
空気清浄効果
植物には、光を浴びることで光合成を行ない、二酸化炭素を吸い、酸素を作り出す作用があります。そのため、観葉植物を置いておくだけで部屋に常に新鮮な酸素が満たされた状態にしてくれます。 また、空気中には、ホルムアルデヒドやアンモニア、ベンゼンなど、体に有害な物質が微量ですが含まれている場合があります。植物はそれらの化学物質を吸収する機能を持っています。
「ドラセナ・マッサンゲアナ」や「サンスベリア」は空気清浄効果の高い植物として知られています。 私が好きなのは「オリヅルラン」や「アイビー」などフォルム動きのあるもの。空気清浄効果が高いうえ、育てやすいところが気に入っています。
リラックス効果
森林に行くと、身も心も軽くなる感覚になったことはありませんか。植物から放出されているマイナスイオンには目の疲れや体の酸化を抑える働きがあり、植物から出ている「フィトンチッド」という成分にはリラックス効果があるためと言われています。 また、植物は、乾燥している時には根から吸収した水分を蒸散して周囲の環境を整える性質があります。室内に観葉植物を飾れば、湿度を50~60%ほどに保ってくれるようです。私は加湿器よりも観葉植物を飾る方がいいと思っているので、リビングやベッドサイドに観葉植物をちりばめるように飾っています。
まとめ
間接照明と観葉植物を同時に部屋に採り入れれば、リラックス効果が一層高まり、雰囲気のある部屋作りができます。これらのことを参考にして、自分流のインテリアを楽しんではいかがでしょうか。
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